今回は、こちらの本をご紹介したいと思います。
「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」リンダ・グラットン アンドリュー・スコット著
です。
この本はズバリ、「100年寿命が当たり前の時代へと向かうなか、100年の人生をどのように計画すればいいのか」が書かれている本です。
本書は読み手に、100年人生への意欲を掻き立て、ワクワク感と安心感をもたらすものだと思います。
客観的なデーターを踏まえて未来を語るところには、研究者としての説得力があり、この説得力は、私たちに時代の変化を実感させます。
そして、けっして悲観や不安を煽るのではなく、未来への明るさを垣間見ることができます。
それは、本書のなかで具体的なモデルケースを提示することで、私たちに「100年人生」のイメージをもたらし、「私にもできるかも」という思いを誘ってくれるからです。
テレビやネット、新聞などのメディアでは、今や「健康」をテーマにした番組やコラムが溢れかえっています。団塊の世代が70歳に突入していますから、よくよく見渡せば、自分の周りに元気な70歳以上の方もたくさんいることでしょう。
たとえば、70歳を過ぎても笑顔で仕事に行く姿や、80歳でも孫と笑顔で遊んでいる姿、90歳を過ぎても草花たちに話しかけるように庭のお手入れを欠かさない姿に触れるたりすると、、、
「100年人生」がそれほど遠い未来の話ではないことを理解している人は多いはずです。
けれども、自分の100年人生を真剣に考え、そこに向かって何かをしよう、という行動までに至らない人も多いのではないかと思います。
「わかっちゃいるけど、、、『今』しか見られないのよね、、、」
そんな方にこそ、本書がおススメです。
未来を見据えることで現れる『今』があります。
『今』にどのような選択をし、どのような価値観で生きるのか、『今』の在り方の積み重ねが未来だからこそ、理想の未来から『今』を考えることが大切なのです。
著者はこのように言います。
「長い人生を生きるうえでは、自己効力感(私ならできる、という認識)と自己主体感(みずから取り組む、という認識)が鍵となる」
ぜひ本書から、「私ならできる」「私はこうする」という二つの肯定を得てみてください。
あなたは、これからの人生が楽しみでしかたがなくなることでしょう。
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