職場での休憩時間。
たまたま自動販売機で出くわした20代後半の若手の部下。
目線がずっと下を向いていたり、動きが鈍かったり、よくよく顔を見てみると、目の下にくまがあったり、白髪が目立つようになってきたり、、、
席も少し離れているし、仕事中はパソコンで顔が見づらくなっているから、こうやって近くでみると、なんだか元気がなさそうだ。
なんて言葉をかけたらいいんだろう。
「最近どう?よくがんばってるよね!」、、、よけいなプレッシャーにならないだろうか。
「なんだか元気なさそうだね。なんでもいからいつでも相談してくれ」、、、逆に敬遠されるかも。
そんなことを思っているうちに、部下は会釈をして去っていく、、、
部下の元気がないことを単刀直入に聞くことは憚れることもあると思います。
たとえ部下が仕事やプライベートで悩みを抱えていそうでも、相手の捉え方しだいで「セクハラ」や「パワハラ」などにも発展しかねないこともありましょうから、「上司」という立場からは聞きづらいことがあると思います。
けれども、なんとなく元気がなさそうだなぁ、と部下の様子に気づいたならば、心配してしまうものです。
おせっかいかもしれない、でもなんとかしてコミュニケーションを取ろうと思うし、相談にも乗りたいと思う、、、
そんなとき、気兼ねなく気軽にコミュニケーションをとれる方法を知っていれば、どうでしょう?
立場を憚ることなく、和やかにコミュニケーションがとれる方法です。
その方法のひとつとして、Read For Actionがヒントになります。
厚生労働省の「労災支給決定」に係る調査によると、平成23年度から平成27年度の5年間の「脳・心臓疾患の労災補償」の決定件数は700件前後とほぼ横ばいですが、「精神障害の労災補償」では、1074件から1300件へと増加傾向にあります。
また、日本では毎年3万人前後の自殺者が出ていますが、そのうち2千数百人が「勤務問題を原因のひとつとする」とされています。
少なくとも、ここ最近の出来事としても職場の「過労」が原因のニュースが取りざたされることがあったわけですが、未だに「過労」は社会問題であることは間違いなく、特に、精神状態からの労災補償の状況は見逃せないのです。
それだけ、多くのビジネスパーソンが心に疲労を溜めているのです。
職場ではテキパキと仕事をこなし仕事上のミスもほとんどない部下が、たとえ傍目には分からなくとも、ほんとうはオーバーワークで苦しんでいるかもしれません。
けれども、誰かに相談することなど思いもつかず、むしろ、自分の悩みなど「取るに足らない」と勝手に判断してしまうことは、精神的に苦しい状況にある人の心理としてよくあることです。
仕事という「やるべきこと」に取り付かれて心の余裕を無くしてしまうと、周りが見えなくなってしまうのです。
責任感が強く真面目であればあるほど、「周りに迷惑をかけてしまう」といって自分に無理を強いかねないのです。
だからこそ、お互いにどんなことを思っているのか、を知ることは大切だと思うのです。
そんなお互いのことを知る方法として、Read For Actionはとても役に立ちます。
Read For Actionなら、直接的な意見交換をするわけではありません。
「本」をワンクッションにして、お互いの想いを共有することができます。
相手に直接言いづらいことでも、「本」の言葉を借りることができます。
「本」にかかれていたのですが、、、といいながら、自分の気持ちを代弁できるのです。
また、訓練されたファシリテーターという第3者が介することで、上司と部下の関係をフラットにすることができます。ファシリテーターによって、同じことを同じようにする「平等」の機会が参加者に作られるからです。
Read For Actionの読書会を通じて、人間関係が発展することは珍しくありません。
たとえば、読書会で初めて知り合いになったにも関わらず、読書会後には「みんなで飲みに行きませんか?」とプライベートでのお付き合いが始まったり、SNSのメッセンジャーで個人的なやり取りを始めたり、なかには読書会がご縁で夫婦になったり、、、と、実際にあったことです。
部下や上司という立場はひとまず置いておき、「本」を通して自分の考えを表現し、また相手の考えを知る場として、Read For Actionはとても役に立ちます。
Read For Actionで上司や部下という立場をいったん棚上げし、一見気丈そうにみえる社員がその胸の内を「開くきっかけの場」として使ってみませんか?
Read For Actionから、人間関係を発展させる「心を開くきっかけ」を得られます。
ぜひ、まずはあなたから、Read For Actionがどんなものかを体感してみてください。
気軽に参加できる読書会です。
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