私は読書が苦手でした。
本の文字は眠りの呪文……そんなふうに思っていました。
それでも、「本を読める人」に憧れていたように思います。
小学生の頃、「かしこい」と評判になる友達は、よく図書館に行っているのを知っていました。
中学高校生になると、タイトルが横文字の本を持っていたり、変わった名前の作家を知っている友達を「カッコイイな」と思っていました。
フランス語学科の大学生になると、フランス文学に興味を持ちました。
けれども、ユーゴ―の「レ・ミゼラブル」が最後まで読めずにに、ミュージカルを観に行きました。
読書には挑戦するんです。
眠たくなるんです。
どうしようもありませんでした。
けれども、本に興味があるならば大丈夫。
どれほど読書が苦手でも、本の文字が眠りの呪文だと思っていても、本を活かせるようになります。
眠くならずに、たくさんの本が読めるようにもなります。
これまでの本の読み方を辞めるだけで、読書が苦手、は消えてしまいます。
0ページ目から最後のページまで一言一句読むことを小学生の頃からやってきた。
そんな「読み方」しか知らない。
その読み方をすると……眠たくなる。
ならば……
0ページ目から最後のページまで一言一句読むことを辞めてしまえばいいのです。
「事前に読まなくてもいい読書会」に興味を持ちその読書会を開催するにつれて、読書が苦手で本の文字が眠りの呪文だった私でも、たくさんの本が読めるようになりました。
今は本の読み方の種類をいくつか心得ているのでその時の気分や状況に応じて使い分けています。
ですが、その中でも特に、「読書が苦手」という思いを消してくれた本の読み方があります。
それが、「目的をもって読む」というやり方でした。
今私が使っている「目的をもって読む」という本の読み方は、Read For Action読書会を年間何十回と開催して腑に落とした「本の読み方」のエッセンスを、自分仕様として使いやすいようにアレンジした読み方です。
下の写真は、自分仕様にアレンジした読み方をシート化したものです。
(読書会で自作しているワークシートとは別物です)
この読み方専用シートを使いながら本を読むことが多いです。
たとえば、誰かに本を紹介するためや、あるいは、課題解決のヒントを得るために、その読み方を使って本を読みます。
私にとって本は、どんな悩みの相談もできる人生の先輩となりました。
情報量は多いし、その道のプロだし。
博学な故人でさえ、その智慧を潔く貸してくれます。
どうしたらいいものか……と困ったときに本は、頭の中に湧いてくるアイデアの整理を手伝ってくれたり、悩みを聞いてくれたり、ときには厳しくも親身なアドバイスをくれます。
本は、生活の中に生きると、文字が並んだただの紙束ではなくなりました。
けれども、本が生活の中で生きるためには、本を読むときに欠かせない姿勢があります。
それが、本との対話です。
自分の悩みを本に話します。
自分はどうなりたいか? どうしたいのか? を正直に語ります。
そんな「対話」です。
人生の先輩として本と対話をします。
本と対話をしていると、なにより、こちらが眠たくなるなんてことがありません。
なぜなら、自分から本に話さなければならいからです。
(対話ですから!)
この対話は、「目的をもって読む」ときのコツでもあります。
世の中には、速読、といわれる方法も含めて、「本の読み方」がたくさんあります。
今や、そのやり方が書籍として紹介されるほどです。
読書が苦手でも本に興味が持てるなら、自分に合う本との付き合い方を探してみてはどうでしょう?
特に読書が苦手な方ならば、いままでの読み方を辞めてみると、その苦手意識が消えることがあります。
もし自分に合う本の読み方を探されるときは、ぜひ選択肢の一つとして「目的をもって読む」という読み方も加えてみてください。
「読書が苦手……でも本に興味がある」
そんな方には、特におススメです。
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